日産自動車が揺らいでいる。2017年10月、無資格の従業員が車両の「完成検査」をしていた問題で、再発防止策を講じた後にも無資格者の検査が続いていたことが明らかになった(表)。国内出荷の停止に追い込まれ、消費者の信頼を失墜しかねない事態に陥る。一方で、「完成検査」の仕組みが生産現場の実態とかい離している側面が浮かび上がる。

表 日産の不正検査問題の経緯
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 コンプライアンス(法令順守)の軽視に加えて、経営陣から生産現場への対策指示が正しく届かなかった組織運営の不始末と言える。

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