米NVIDIA社は自動運転の開発プラットフォーム「DRIVE PX 2」とその上で動作するソフトウエア基盤(OS)「DRIVEWORKS ALPHA 1」を提供している。同社の最高経営責任者のJenHsun Huang氏が、2016年10月に東京都内で開催した同社の技術イベントで詳細を国内で初めて解説した。

 NVIDIA社のDRIVE PX 2は、自動運転システムに求められるハード機能を統合したSoC(System on Chip)「Parker」を搭載する車載ボードだ(図1)。米ARM社のCPUアーキテクチャーに基づく6コアのCPUと、ディープラーニング処理に最適化されたNVIDIA社のGPU「Pascal」の回路を備えており、半精度の浮動小数点演算性能は1.5TFLOPSに達する。12台の車載カメラの映像を同時に処理できる。

図1 機能安全規格「ISO 26262」にも対応済み
「DRIVE PX 2」に搭載されている車載用SoC「Parker」はCPUコアやGPUの回路に加えて、自動車の機能安全規格「ISO 26262」に対応するためのフェールセーフ用のロックステップ機能や、メモリーのエラー訂正機能、障害時の再起動機能などを備える。NVIDIA社の資料を基に本誌が作成。
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 車載システムは安全性や信頼性の面でも、高い性能が求められる。このためParkerは、車載電子システムの機能安全の国際規格「ISO 26262」に対応しており、各種のエラー検出・訂正機能を備える。Parker内でこうした機能安全を司るのが「セーフティーエンジン」という回路だ。フェールセーフのためのロックステップ機能やメモリーのエラーを検出して修復を試みる機能、障害時の再起動機能などを備える。

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