ドイツSchaeffler社は、電動可変バルブタイミング機構(VVT)を開発した。モーターでエンジンの吸気弁が開くタイミングを早めたり(進角)、遅くしたり(遅角)することで、燃費や排ガス性能を改善できる。デンソー製の従来品に比べて質量は1割減、モーターと減速機構を組み合わせた長さは10~20%減にできた。

 新開発の電動VVTは、モーターと減速歯車、ECU(電子制御ユニット)で構成する(図1)。システムの作動は、まずエンジンECUから電動VVTのECUに、カム角センサーとクランク角センサーの情報を伝える。電動VVTのECUは、それらの情報を基にモーターを動かす。モーターは減速機構を介してカムシャフトの位相を進角もしくは遅角に変化させる(図2)。

図1 Schaeffler社の電動可変バルブタイミング機構
(a)本体(モーター、減速機構、ECU)。モーターとECUが別体であるのが特徴。(b)モーター。出力軸の先に二つの突起がついている。(c)減速機構(モーター側)。(d)減速機構(カムシャフト側)。クランクシャフトの歯車とチェーンでつながっている。
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図2 電動可変バルブタイミング機構のシステム構成図
電動可変バルブタイミング機構のECUは、エンジンECUからカムシャフトとクランクシャフトの角度データを受け取る。その情報を基に、カムシャフトを進角または遅角する情報をモーターに送る。
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