ホンダは2016年8月、鈴鹿製作所と浜松工場の製造ラインを報道関係者に公開した。世界6極体制の強化に向けて、各地域での生産能力を柔軟に補完する体制を構築している。また、2030年をメドに世界販売台数の3分の2を電動車に置き換えることを目指し、モーターの増産も進める。

 鈴鹿製作所は年間53万台の生産能力を持つ4輪車の基幹工場だ。完成車の組立ラインが二つ稼働しており、今回は、生産補完の一環として2016年5月に北米向けの「フィット」の生産を始めた第二工場の組立ラインを披露した。ラインの全長は約1200mで、工場の2階部分(約400m)で車両の組み立てを開始して1階部分(約800m)で完成するという構成だ〔図1(a)〕。組立開始から完成までのリードタイムは約3時間20分で、1100台/日の生産能力を持つ。現在は北米向けフィットの他、需要に応じて軽自動車の「Nシリーズ」と2016年内に生産終了の「CR-Z」を混流生産している。

図1 鈴鹿製作所の完成車第2工場の組立ライン
(a)米国向けの「フィット」や軽自動車の「Nシリーズ」、「CR-Z」の組立ライン。ラインの全長は1200m(1階が800m、2階が400m)でリードタイムは3時間20分、生産能力は1100台/日。(b)車両を吊り下げる高さを自動的に変化させる昇降機などを導入して工員の作業負担を軽減している。
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