Display Innovation CHINA 2016/Beijing Summitの会場の様子

 「中国製造2025」の“ディスプレー版”といえる取り組みが動き出した。中国・北京で2016年11月1~2日に開催された国際カンファレンス「Display Innovation CHINA 2016/Beijing Summit」(DIC 2016)では、こうした中国の新しい動きが浮き彫りになった(図1)。

図1 中国ディスプレー産業の動向
2004年のTFT液晶パネル量産開始から12年が経過し、中国は“ディスプレー大国”になった。次に目指すのは、高付加価値品を独自開発できる力を身に付け、高い収益性を持った“ディスプレー強国”になることである。その中で、今後の新規投資については、企業や地方政府と、中央政府との間での意識のズレが目立ってきた。企業の投資意欲は依然として旺盛であり、また地方政府も工場誘致に意欲的である。一方、今後の過剰投資による企業の共倒れを懸念する中国の中央政府は、分別を欠いた投資は認めないとしている。
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 中国製造2025は、国家レベルの計画として掲げられた、中国製造業の10カ年計画である。規模で圧倒する“製造大国”から、付加価値を重視する“製造強国”へ進化・発展させることを目指すものだ。この計画を重点的に進める分野の1つに“新ディスプレー”は位置付けられている。

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