【技術】双腕ロボットアーム付きドローンなど2機種を開発

 産業用ドローンメーカーのプロドローン(本社名古屋市)は、物を掴んで運ぶといった作業が可能な2本のロボットアーム付きドローンと、インフラ点検向けの水平・垂直両面の壁面検査が可能な自走式ドローンを発表した。

 5自由度を持つ2本のロボットアームを有したドローン「PD6B-AW-ARM」は、アームで最大約10kgの物をつり下げて運べる。約30分の飛行が可能だ。アームを使うことで、ケーブルなどの切断や浮き輪などの救助具の投下といった具体的な作業が可能となる。危険物などの回収や、高所といった人間が近づけない場所での作業も想定する。

 インフラ点検向けのドローン「PD6-CI-L」は、負圧を利用し検査対象物に直接張り付きながら天井面を自走し、橋梁検査などを行う。ドローンの構造は水平面と垂直面の2面構成。水平面には、ホバリング用の大型のローター4つと4隅に4つの車輪、垂直面にはローター2つと4つの車輪(うち2個は水平面と兼用)が取り付けてある。これらの両面を利用し、橋梁の天井面(水平面)と壁面(垂直面)に張り付いて自走しながら点検する。橋梁点検などの場合、空中でホバリングしながら、点検を行うことが一般的だった。

【新製品】マルチフィジックス対応の設計者向けCAEツール

 アンシス・ジャパン(本社東京)は2016年9月8日、構造解析・流体解析・熱解析などを単一の画面から実行できる設計者向けCAEツール「ANSYS AIM 17.2」を発売した。ANSYS AIMは操作上のガイドやヘルプ機能を強化することで「2時間程度の操作教育だけで使える」(同社)ことを狙ったツールである。

 米ANSYS社がかつて設計者向けとして開発した「ANSYS DesignSpace」や他社の設計者向けCAEツールと比較して、「フルにマルチフィジックスである点と、特に操作になじみやすくした点が異なる」(同社)という。流体解析の結果を構造解析に利用するなどの連成解析も、容易に実行できるようにした。「3D-CADの画面から実行するツールは、きちんとマルチフィジックス対応になっているものはこれまでなかったと思う。現実の世界は単一の物理領域で閉じているわけではないから、今後マルチフィジックスは必須になると考える」(同社)という。

 ANSYS AIMはこれまで英語版しかなかったが、「ANSYS社にとって2番目に大きな市場が日本」(同社)であることから、日本語化した。現在は操作画面の日本語化を終えた段階で、ヘルプ機能は今後のバージョンで日本語にする。

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