巨額投資なしに自動運転を実現させる

Mobileye社会長兼CTOのAmnon Shashua氏

 「自動車メーカーは巨額の投資なしに、完全自動運転を実現できるようになる」──。こうぶち上げたのは、イスラエルMobileye社会長兼CTO(最高技術責任者)のAmnon Shashua氏だ。同社は2016年8月23日、米Delphi Automotive社と自動運転分野で提携すると発表した。

 両社は共同で、完全自動運転に対応したプラットフォーム「Central Sensing Localization and Planning」(CSLP)を開発する。製品をすぐに利用できる状態で顧客に納品する「ターンキーシステム」として、2019年に完成させる予定だ。2017年1月には米国ラスベガスで試作車を披露する。

 自動運転システムの開発には、多額の投資が必要になる。資金力に乏しい中小規模の自動車メーカーは、1社で全ての開発を賄うのは難しい。Mobileye社とDelphi社は、こうしたメーカーへのCSLPの提供を目指す。

 今回の提携に先立つ2016年7月、Mobileye社はドイツBMW社と米Intel社とも手を組んでいる。2021年までに、共同開発の成果を使った完全自動運転車を実用化させるという。これまで“黒子”として車載カメラ技術を提供してきたイスラエルのベンチャー企業が、表舞台に立とうとしている。

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