車載用リチウムイオン電池の世界市場規模の推定・予測を容量で示した。大半を占めるのは電気自動車向けである。2016年では全体の80%以上を占める。プラグインハイブリッド車向けは10%強で、ハイブリッド車向けは1%強にとどまる。データは乗用車向けで、中国市場のみバス向けも含む。矢野経済研究所が2016年10月に推定・予測した。
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 車載用Li(リチウム)イオン電池の世界市場規模が、2016~2020年に年率40%前後で成長する。このような予測を調査会社の矢野経済研究所が発表した。予測は、電気自動車、プラグインハイブリッド車、ハイブリッド車に搭載される時点のLiイオン2次電池の容量ベースに基づく。

 電気自動車などが普及すると同研究所がみるのは、これらの車両ユーザーに対する各国・地域政府の優遇策があるためだ。特に中国政府が、2020年までに累計500万台を普及させる目標を掲げるなど、優遇策を推進している。この結果、中国市場では100k~300kWhのLiイオン電池パック搭載の電気バスなどの需要が拡大しているという。米国カリフォルニア州などでは、電気自動車などの販売比率を段階的に高めることを自動車メーカーに義務付けている。

 電気自動車などは、今後も中国市場を中心に拡大していくと同研究所はみている。中国のLiイオン電池メーカーにとっても追い風であり、2016年における車載用Liイオン電池メーカーの上位5社のうち4社が中国企業になるとの見通しを示す。

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