人間の皮膚にある受容器を刺激して、触覚や力覚、圧覚といった感覚(触感)を与える「触覚フィードバック」機能。現在は一部のスマートフォンやゲーム機での採用にとどまるが、今後さまざまなエレクトロニクス機器にその裾野を広げていきそうだ。触覚フィードバックが、電子機器のユーザーインターフェース(UI)に革新をもたらす。

 「こんなにリアルな触覚フィードバック機能を備えたゲーム機はこれまでなかった。これに映像と音楽を組み合わせれば面白いゲームを作れそうだ」(OVER FENCE 代表取締役会長の香月薫児氏)─。

 こうゲーム開発者を興奮させる新型機が2017年3月に発売された任天堂の据置型ゲーム機「Nintendo Switch」である。コップに氷を入れる感覚といった繊細な触感まで再現できるとする「HD振動」機能をコントローラーに搭載し、リアルな触覚フィードバックを実現している。

 これまで触覚フィードバック機能と言えば、電話やメールの着信を知らせる目的や、スイッチやボタンの代用として利用される、地味な存在だった。しかし、Switchでの使われ方はこれまでとは一線を画する。機器の付加価値を創出する最大のウリと位置付けられているのだ。

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