日本の電気自動車(EV)ベンチャーGLM(本社・京都)の勢いが止まらない。2010年4月に創業した同社は、2013年に99台限定、税別800万円で発売した「トミーカイラZZ」が初日で完売。2016年9月にはコンセプト車両「GLM G4」を「パリモーターショー 2016」で発表した。GLMの創業者で代表取締役社長の小間裕康氏に、今後の事業戦略を聞いた。

小間 裕康氏(こま・ひろやす)
1977年生まれ。京都大学大学院 経営管理教育部卒。2000年にコマエンタープライズ、2010年にGLMを設立し、現職。(写真:陶山 勉)

 自動車産業は今後、2つの方向に進むと思います。1つは、所有する喜びを得られる、付加価値が大きな高級車。もう1つは、カーシェアやレンタカー向けの「ユーザーが購入しない自動車」です。こちらは所有しないので、ユーザーはあまりこだわりません。レンタカーを考えてみてください。車種ではなく、「小型」「中型」「大型」で料金が分かれている場合が大半です。

 我々は、電気自動車(EV)でこの2つの市場を狙います。付加価値が高い自動車に対しては、これまでEVスポーツカー「トミーカイラZZ」を販売してきました。

 今後は、2019年に販売を始める予定の高級EVスポーツカー「GLM G4」に注力します。トミーカイラZZの「走る」「止まる」「曲がる」といった走りの機能をさらに強化した上、最新のインフォテインメント機能や外部との通信機能を搭載する予定です。いわば、先端技術を詰め込んだ「ショーケース」として位置付けています。価格は、3000万円前後を考えています。この価格帯のEVは、富裕層を中心に強い需要があると分かったからです。

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