歩行者対応の自動ブレーキ試験で、イスラエルMobileye社が強さを見せた。画像処理チップ「EyeQ3」を使う単眼カメラの結果が、ステレオカメラなどを上回った。同社の攻勢は、これまで優位にいた「ティア1」サプライヤーを大きく揺さぶる。夜間の歩行者や昼間の自転車、交差点などへの対応が今後の主戦場になる。

 国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が運営する「自動車アセスメント(JNCAP)」の予防安全性能の評価試験で、イスラエルMobileye社が圧倒的な強さを見せた(図1)。同社の画像処理チップ「EyeQ3」を使う単眼カメラを搭載した車種が上位を占めたからだ。2016年度の歩行者対応自動ブレーキ試験で、同カメラを搭載した日産自動車の「セレナ」が1位に、マツダの「アクセラ」が2位になった。これらに続くのが、ステレオカメラを使うSUBARU(スバル)の「フォレスター」など3車種やスズキの「ソリオ」、単眼カメラとミリ波レーダーを使うトヨタ自動車の「プリウス」である(図2)。

図1 JNCAPの歩行者対応自動ブレーキ試験
日産自動車「セレナ」(左)は、障害物(右)の先から子供のダミー人形が飛び出すという厳しい条件でも衝突を回避した。車速は40km/hである。
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図2 歩行者対応自動ブレーキ試験の結果
Mobileye社の「EyeQ3」を搭載した単眼カメラを使うシステムが1位と2位になった。これにステレオカメラを使うシステムと、単眼カメラとミリ波レーダーのセンサーフュージョンシステムが続く(四捨五入のため、内訳と合計の点数が一致しない場合がある)。出典:NASVA
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