技術者がグローバルに活躍するために押えておくべき勘所を紹介してきたこの連載コラム。最終回は学ぶこと、育成することの意味を考える。技術者が働く現場では、「正解がどこにあるのか分からない問題を解く」ことが多い。このため、基礎や原理原則を基にして論理的に考える力を養うことが特に重要になる。(本誌)

 学ぶことと育むことは表裏一体です。私たちは毎年一つずつ年齢を重ねてゆくという宿命を背負っています。自分たちが携わってきた技術をさらに発展させるには、後に続く技術者たちを育成し、受け継いでもらわなければなりません。孔子は論語の中で「学而不思即罔、思而不学即殆(学びて思わざれば即ちくらし、思いて学ばざれば即ちあやうし)」と言っています。さまざまな訳が出ていますが、「外からの知識を得るだけで、自分で考えることをしなければ、その知識は身に付かない。逆に、自分で考えるだけで、外からの知識を得ようとしなければ、独善的になる」という意味です1)。学ぶことと育むこと、つまり教育はこの言葉に尽きると思います。

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