企業が使いやすいプライベート/コンソーシアム型のブロックチェーン方式が出揃ってきた。それぞれ特色を打ち出し、立ち上がる市場で勝ち残りを目指す。IBM社など多くの企業が協力するオープンソースの「Hyperledger」プロジェクトや、国内ベンチャー企業が開発し実サービスや実証実験を支える独自技術を比較する。

 相次ぐブロックチェーン技術の実用化や実証実験を陰で支えるのが、プライベート/コンソーシアム型のブロックチェーン技術である。ビットコイン向けに開発されたパブリック型のブロックチェーンと異なり、データを共有する参加者を絞ることで、企業でも利用しやすくした(図1)。以下ではIoT向けも想定した各種方式の特徴を紹介する(表1)。

図1 企業向けは参加者限定
ブロックチェーン技術には大きく分けてパブリック型とプライベート/コンソーシアム型の2つがある。前者はさまざまな仮想通貨が利用しているもので、ブロックチェーンを保存するノードを誰でも立ち上げて参加できる。後者は、ノードを運営する参加者を、許可した相手だけに限ることで企業にも使いやすくした方式である。大企業なども参加するオープンソースソフトウエアと、ベンチャーなどが手掛ける独自方式がある。
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表1 IoT向けに利用できるブロックチェーン/分散台帳技術の例
これらの他にも、米Intel社が開発する「Hyperledger Sawtooth」などの方式もある。
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