本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 筆者が以前勤務していた米MITのビルの入口には、消火栓とホースを模したオブジェが飾られている(図1)。聞くところでは、そのオブジェが示すメッセージは「MITの授業は消火栓から出てくる水を飲んでいるようなものだ」ということだそうだ。

 確かに様々な学部で教えられている授業の種類、課題の量、それらの内容が次々と更新されていく様子を見ているだけで、その例えに納得がいったものである。特にロボット工学は広範な知識と技術を要するために、数十人のロボット工学関連教授陣による多岐にわたる科目を擁する重厚なカリキュラムに圧倒された記憶がある。

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