本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 2016年5月、米Tesla Motors社の電気自動車(EV)「Model S」の運転者が「Autopilot」という機能を利用した自動運転中に死亡する事故が米国で起きた。自動運転中の死亡事故は、これが初めてのケースである。自動運転技術を搭載したクルマの販売台数は今後も増えるであろう。それに伴い、自動運転中の人身事故も増えると予想される。

 こうした自動運転中の事故の被害者や遺族は、自動車メーカーに対して、製造物責任法に基づく損害賠償を請求できるだろうか。Model Sと同様の死亡事故が日本で起こったと仮定して考えてみたい。

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