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 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は2017年1月19日、米Tesla社の電気自動車(EV)「Model S」が2016年5月7日に起こした死亡事故について、「同車のシステムに欠陥は確認されなかった」とする報告書を公表した。Model Sは、米自動車技術会(SAE)が定める「レベル2」の自動運転機能を搭載する。レベル2の自動運転とは、加速・操舵・制動のうち複数の操作をシステムが行うものである。

 Model Sには、(1)車線を維持しながら走行して先行車を追従する「Autopilot」、(2)車線を自動で変更する「Auto Lane Change」、(3)自動で駐車する「Auto Park」の3つの機能がある。2016年5月の事故は、これらの3つの機能のうち1つ目のAutopilotモードで走行中に、対向車線から左折してきたトレーラーの荷台の下に潜り込むように衝突し、運転者が死亡したものだ。

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