ゲームで心理ケア、もちろん批判的な目はありました(page 6)

清水あやこ氏 HIKARI Lab 代表取締役

2017/11/01 05:00
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

――オンラインカウンセリング「ココロワークス」も手掛けられていますが、その住み分けはどうなっていますか?

クリックすると拡大した画像が開きます
 ココロワークスは、カウンセリングを必要とする方に対面の代わりとなるものとして提供しています。一方のSPARXは、より敷居の低い心理ケアという位置付けです。今後は法人向けにSPARXとココロワークスをセットで提供しようとも考えています。

 法人に目を付けたのは、理由があります。ストレスチェックを実施していても、産業医との面談には足が向かなかったり、基準点をギリギリ超えないグレーゾーンの人は放置状態になってしまったりしているからです。特にグレーゾーンの人は、ちょっと負荷がかかれば簡単に基準値を超えてしまうリスクが伴います。そういう人達に対して手軽に使ってもらえるツールになればと思っています。

――今後の展望を教えてください。

 もっと日本人が馴染みやすい心理ケアゲームを作りたいと思っています。少し気持ちが落ち込んでいるときというのは、得てして視野が狭くなっているものです。なので、自分が今いる世界の外を見せるだけでも心理状態は変わります。例えば、感動的な光のアートを見せるなど、一度異世界に意識を向かせることでも効果は得られると思います。

 こうした方法は、今までの心理療法の流れや理論を全く使わないかもしれません。でも、結果的に心理ケアの効果が出るならば、それで構わないと思っています。そのためにも、今までにない新しいゲームを作り、その効果をきちんと検証していきたいです。

■変更履歴
記事初出時、HIKARI Lab 代表取締役の清水あやこ氏に関する冒頭の記述に誤りがありました。お詫びして訂正します。記事は修正済みです。

お知らせ

ピックアップPR

もっと見る

記事ランキング