米Dell EMCは2016年10月19日、米国オースチンで開催したプライベートイベント「Dell EMC World」において、重複排除機能を備えたバックアップ専用ストレージ「Data Domain」の新製品を発表した。顧客への製品説明などの目的で来日したDell EMC Data Protection SolutionsのPrincipal Systems EngineerであるTan Jit-Chuan氏に、機能向上のポイントなどを聞いた。
                          (聞き手は神近 博三)

――日本でのData Domain新製品の発売予定はどうなっているのか。

 11月16日に東京で開催する「Dell EMC Forum 2016 Tokyo」で発表するはずだ。米国ではすでに出荷を開始しており、日本でも年内には出荷できるだろう。

――どのような機能が強化されたのか。

 今回発表したData Domainは、専用OSのバージョンが5.7から6.0になるというメジャーアップデートだ。強化ポイントは大きく3つある。1つはハードウエアのラインナップを増やして、小規模&中規模エンタープライズからグローバル企業まで幅広くカバーできるようにしたこと。2つめはバックアップ対象となるサーバーなどのメタ情報をフラッシュメモリーに記録して、処理速度を大幅にアップしたこと。3つめはデータを長期保存するクラウドのオブジェクトストレージとの連携機能を追加したことだ。

 ハードウエアは4モデルある。小規模&中規模エンタープライズ向けのData Domain 6300、中規模エンタープライズ向けの同6800、大規模エンタープライズ向けの同9300、ハイエンドエンタープライズ向けの同9800だ。Data Domain 9800は最大論理容量は50ペタバイト、バックアップ対象のサーバー側で重複排除を実行するソフトウエア「Boost Software」と組み合わせるとスループット性能は最大68テラバイト/時間に達する。他社の競合モデルと比較すると、拡張性は7倍以上、スループット性能は5倍以上となる。

 Data Domain 6300を除く上位3モデルは、稼働中のコントローラーと待機用コントローラーをHAインターコネクトで接続して「HA(高可用性)構成」を取ることができる。これは従来機種ではハイエンドのData Domain 9500でしか利用できなかった構成だ。

Dell EMC Data Protection Solutions Principal Systems EngineerのTan Jit-Chuan氏

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