これまで3回に渡って紹介したバンダイナムコエンターテインメントの小山順一朗氏のインタビュー。今回で最終回を迎える。ロケーションVRの施設「VR ZONE SHINJUKU」の責任者として、同施設の運営方法や料金設定などリピーターを生むための「秘訣」を語ってもらった。(聞き手=根津 禎) (前回はこちら

インタビューに答える小山氏
(写真:加藤康、以下同)
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 VR事業で描いたビジネスプランのうち、最初の段階である「VRで集客できるか」を証明するために、2016年4月から約6カ月間、期間限定でお台場に「VR ZONE Project i Can」を開設しました。

 とはいえ、6カ月間、人を呼び続けられるか半信半疑でした。音楽フェスのように3日間で数万人を呼ぶ、といった短期間の大型イベントで集客するのは比較的 予想しやすいです。ですが、半年以上人を呼び続ける、つまりリピーターを生むのは非常に大変です。特に我々は宣伝費が少なかったので、基本的に話題性や口コミに頼るしかありません。

 しかも、VRアクティビティーのような施設に来るのは社会人が多い。すると、土日か平日は19時以降にしか人が入らず、平日の昼間はガラガラになるのではないか、と心配しました。

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