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医療情報学が今後進むべき道を再考したい

赤澤 宏平氏 新潟大学医歯学総合病院 医療情報部 教授

2018/06/18 11:00
増田 克善=日経デジタルヘルス

 「第22回 日本医療情報学会春季学術大会 シンポジウム2018 in 新潟」が2018年6月21~23日に新潟市の朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター)で開催される。大会テーマは「医療情報学の再発見 〜研究の多様化の中で今なすべきことは?〜」である。大会長を務める新潟大学医歯学総合病院 医療情報部 教授の赤澤宏平氏に、今大会の意図や見どころを聞いた。

(聞き手は増田 克善=日経デジタルヘルス)

大会長を務める赤澤氏(写真:岩船雄一、以下同)
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――大会テーマを「医療情報学の再発見 〜研究の多様化の中で今なすべきことは?〜」とした狙いを教えてください。

 私が医療情報学に携わるようになって33年になります。この間に医療情報を実務で扱う環境や技術も大きく変わったように、医療情報学の研究テーマはその領域が拡大し、内容も非常に多彩になったと思います。

 1980年代半ばに大学病院でオーダーエントリーシステムの開発が始まり、当時はオーダーエントリーシステムを導入することの是非が医療情報学会で大きな議論になっていました。その後も、さまざまな部門・領域における医療情報システムに関する研究発表が学会の主流でした。

 現在もヘルスケアシステムをどう構築し、そこにどのような技術を実装して目的を達成するかといった研究が中心であることは間違いありません。一方で画像解析やデータ分析、シミュレーションなどデータの活用事例や分析手法などを研究する人たちが増えています。

 このように幅広い領域で多様化する研究が行われ熟成しつつある今、医療情報学の研究者が今後進むべき道、方向性を再考すべき時期ではないか、という思いから今回のテーマに至りました。

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