1386本の避雷針を設置

 稼働3年間は、ほぼ順調に発電量を確保し、火山灰や塩害について大きな問題になっていないものの、予想外だったのが、「かなりの頻度で避雷針に雷が落ちていること。そして、防草対策の効果が長続きせず、雑草が伸び始めていること」(北氏)という。

 同発電所を見学すると、横置きの太陽光パネル約16枚ごとに1本、4mほどの長い棒が立っている。これは避雷針で、発電所全体に1386本にもなる(図6)。

図6●多くの避雷針に落雷の痕跡がある(出所:日経BP)
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 避雷針は、高さ20m以上の建物では、設置する義務があるが、こうした高い建物が敷地内にない太陽光発電所の場合、避雷針を設置する義務はない。

 落雷被害には、施設に直接、落ちる「直撃雷」と、周辺に落ちた雷の影響を受ける「誘導雷」がある。太陽光発電所は、風力発電設備などに比べると、地上からの高さが低いので、直撃雷を受けにくいといわれる。このため、日本でメガソーラー敷地内に避雷針を設置しているケースは少ない。

 ただ、敷地が広くなるほど、周囲に避雷針などが少なく、低い施設にも雷が落ちやすいとの指摘もある。七ツ島メガソーラー発電所でも、こうしたリスクを考え、避雷針を設置した。