絶縁不良の遠隔監視システムも検証中

 中部電気保安協会が使用を重ねていくうちに、ストリング単位だけでなく、PCS単位でも診断できることがわかった。これによって、PCS単位で絶縁不良箇所の有無を調べ、絶縁不良が生じていた場合には、ストリング単位で調べていくといった使い方ができる。

 PCS単位で絶縁不良の有無を診断する用途の場合、点検時にその都度、診断するよりも、太陽光発電所内に常設し、日常的に診断しているような使い方が向くという。

 発電量の遠隔監視などと同じように、PCS単位で絶縁不良の有無を常時監視し、不良を検出した場合には、発電事業者やO&M(運用・保守)サービス事業者に対して、遠隔監視システムを通じて自動で警報を発するような使い方である。

 太陽光発電所全体の直流回路の絶縁抵抗試験を常時、実施しているような管理が可能で、センサーや情報通信技術(ICT)を活用した太陽光発電所の高度な保安管理の手法の一つとなる可能性がある。

 マルチ計測器によると、こうした太陽光発電所に常設するタイプの機種として、5台のPCSに接続できる機種を開発済みで、中部電気保安協会が担当する発電所で実証中という。