2頭のヤギでCO2削減も

 「ゆめソーラー館やまなし」や周辺の実証設備を見学に訪れると、周囲の「米倉山太陽光発電所」と見学施設との間の法面に2頭の白いヤギがのどかに草を食べている様子が目に入る。共に8歳になる、オスの「ゆめちゃん」と「エコちゃん」だ(図2)。

図2●オスの「ゆめちゃん」と「エコちゃん」
(出所:山梨県企業局)
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 これら2頭は、同館の開館後まもなく、2012年4月に「ヤギ除草」の効果を実証するために長野県佐久市から米倉山にやって来た。導入して7年経ち、山梨県は、その効果をまとめた。それによると、肩掛け式の刈り払い機による機械除草と比べた場合、経費削減効果は、累計で約1700万円、CO2削減効果は407.9kgとなり、加えてPR効果などの成果があったという。

 山梨県企業局が、「ゆめソーラー館」とメガソーラーの周辺にヤギ除草を導入したのは、次世代エネルギーに関する学習施設として運営面でもCO2排出抑制に取り組むためだった。

加えて、周辺の里山環境にも配慮し、風景にも調和し、来館する見学者にとっての癒し効果も狙った。「米倉山太陽光発電所」は、県内最大級の太陽光発電所として場内に散策道が整備しており、自然と触れ合いながら、施設を見学できるようになっていた(図3)。

図3●里山の風景に調和することも狙った
(出所:日経BP)
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