従来の電力系の顧客からいち早く採用

 同社の場合、機器の使い勝手や不具合の発見のしやすさに加えて、主力事業の高圧用機器などの顧客が、FITの開始後、太陽光発電のEPC(設計・調達・施工)やO&M(運用・保守)サービスなどを多く手掛けたことも、普及した理由とみている。2012年下期の発売以降、これまでに1000台以上を出荷した。

 電力系の施工会社などが、竣工検査(使用前自主点検)や定期点検用にいち早く採用し、そこから効率的に不具合を発見できることが広まり、各地で普及していったという。

 標準価格(税抜き)で「ストリングトレーサ」が49万8000円から、「セルラインチェッカ」が15万3000円に設定している。

 また、同社は日本PVプランナー協会や太陽光発電技術研究組合(PVTEC)で役員や委員を担うほか、電気安全環境研究所(JET)のガイドライン策定などに関わるなど、太陽光発電関連の安全や普及を担う団体における活動を通じて、知見や信頼を高めていることも寄与したと見ている。

 「セルラインチェッカ」は、太陽光パネルの評価に関するIECによる国際規格に対応していることから、米国でも採用が始まっている。今後、自社の海外拠点を活用し、アジアにも拡販したいとしている。