土木機械で除草、除雪も

 メガソーラーの除雪や除草サービスも展開している(図6)。同じイタリア企業の製品を使う。洗浄と同じように、1日に1.0~1.5MWのメガソーラーの敷地内の除雪や除草が可能としている。

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図6●土木機械を使った除草や除雪も展開
北海道の太陽光発電所における様子(出所:Golden Leaf-Works)
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 油圧ショベルとは異なる土木機械を使う。土木機械の前面に、除雪用のユニット、除草用のユニットを取り付けて作業する。

 この除草方法は、カナダなどでも採用されている。北海道とカナダは、緯度が近いことから、雑草の生え方に似ている部分があるという。春の雪解け後に一気に伸びる「一番草」、夏の強い日差しを浴びてから一気に伸びてくる「二番草」などである。

 使用している除草ユニットでは、雑草を粉砕するように刈り、しかも、土木機器側に向けて刈った草を粉砕する(図7)。

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図7●雑草を粉砕する
土木機械側に向けて粉砕するので、パネルに石が飛んでいかない(出所:Golden Leaf-Works)

 粉砕することで、集めて廃棄することが不要になる。また、土木機器側に向けて刈ることで、地面にある石などが太陽光パネルに向かって飛び、カバーガラスを割るといったトラブルを防げるという。

 除草費は、1MWあたり30万円に設定している。土木機械を使う場合、アレイ間隔が約3m必要という。それ以下の場合、手押し型の草刈り機を使う。

 北海道では、数十MW規模のメガソーラーが多く稼働し始めていることから、土木機械による除草の需要も増えてくると見ている。

 除雪費は、1MWあたり40万円に設定している(図8)。私道の除雪も引き受ける場合がある。土木機械を使う場合、除草と同じように、アレイ間隔が約3m必要とする。それ以下の場合、手押し型を使う。

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図8●除雪の様子
太陽光パネルの下を除雪する。パネル表面側には雪を飛ばさない(出所:Golden Leaf-Works)

 油圧ショベルや土木機械は、空いている機械を借りて使う。土木機械は、季節によって空いている機種が多い時期があり、安く活用できるという。

 こうした土木機械を使ったサービスは、北海道で20カ所の太陽光発電所に提供している。