不具合パネル、ドローンの方が明瞭に

 不具合を生じた可能性のあるパネルを発見する「正確性」については、ドローンの方が有利としている。

 和田島のメガソーラーでは、パネル1枚の不具合が明らかになった。

 また、このパネルを含めて、過剰に発熱している部分のあるパネルを発見した枚数は、ドローンで9枚、人手で3枚と差があった。

 不具合を生じていたパネルは、ドローンの方が明確に認識できた(図8)。人手でも発見できたものの、熱分布画像を比較すると、ドローンほど明らかな差はない。

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図8●不具合が見つかったパネル
ドローン(上)と人手(下)による撮影画像で、発見しやすさに差が生じた(出所:徳島県企業局)
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 この要因として、撮影時のパネルとの角度の違いがあるとみられる。

 赤外線カメラによる熱分布画像の撮影では、カメラメーカーは、パネルに対して「35度~85度の角度」で撮影することを推奨している。

 これは、10~20度の設置角でパネルを傾けていることの多い九州や四国、本州の太陽光発電所においては、人手では実現しにくい角度といえる(図9)。

図9●パネルの撮影角度の違い
ドローンの方が、カメラメーカーが推奨する角度を実現しやすい(出所:徳島県企業局)
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