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カーポート型太陽光で「第三者保有モデル」、地銀系が資金提供(page 4)

ファブスコ、阿蘇市の避難所施設で稼働、月200台設置を目標

2018/02/09 05:00
藤堂安人=日経BP総研 クリーンテック研究所
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震度7にも耐えるカーポート構造

 道の駅以外の公民館と特売所については特に陰にならないために、オムロン製の定格出力4.4kWのPCSを採用した(図9)。

図9●オムロン製PCS。写真左
(撮影:日経BP総研 クリーンテック研究所)
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 太陽光の発電電力のうち、施設が消費した分を計測するためにスマートメーターを設置している(図10)。また、発電量を監視して、必要に応じて出力制御を行う遠隔監視システムと3G回線による通信ルーターが設置されている。これらを実現するシステムとしては、NTTスマイルエナジーが提供するサービスプラットフォーム「エコめがね」を使っている。

図10●通信・制御関連設備が入ったボックス。右下がスマートメーター、左上が遠隔監視システム、その右が通信ルーター、他はブレーカー
(撮影:日経BP総研 クリーンテック研究所)
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 出力制御について、九州電力管内では、今春にも実施される可能性があるが、まずは10kW以上の太陽光が対象になるため、10kW未満の余剰売電案件が対象になるのは、もっと先になると見られる。ただ、将来的に抑制の可能性があり、その際には通信機能を使って九州電力の出力制御用カレンダーにアクセスして制御することになる。

 カーポートについては、震度7相当の水平深度1.0hに耐える構造にしており、鉄骨製で堅牢な作りにしている。国土交通省認定の耐防火性も備えている。

 今後ファブスコは、阿蘇市の事例をモデルケースとして、防災用電源に対するニーズが高い自治体などを中心に拡販していく考えだ。現在、熊本市や福岡県で商談が進んでいるという。

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