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介護領域で長期的に勝ち残るビジネスモデルとは?

「Digital Health Meetup Vol.6」でSMSが語る

2016/10/11 12:30
近藤 寿成=スプール

 エス・エム・エス(以下、SMS) 介護事業本部 本部長の福田升二氏は、「Digital Health Meetup Vol.6」(グリーベンチャーズ主催、2016年9月27日)のキーノートに登壇、「介護・周辺領域でのビジネス構築と収益化」をテーマに講演した。

SMSの福田氏
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 福田氏はまず、日本の現状をあらためて確認した。日本の人口はよほどのことがないと増加することはなく、人口動態は基本的に減少していく構造になっている。そういったなかで今後は団塊の世代を中心に高齢化が進み、介護が必要な人の数はどんどん増えていくことになる。

 これはつまり、要支援・要介護となる人が拡大する一方で、それを支える人口はどんどん減っていくという厳しい状況にあるということ。こういった背景を踏まえると、「国の社会保障費は慢性的に必ず増えていくため、行政からはこれをできる限り抑制する動きが出てくる」(福田氏)ことになる。

 さらに、介護業界に限った話ではないが、今後は人材不足も大きな問題になると見られている。経済産業省の報告によれば、介護職員の不足を示す人材需要ギャップは2025年で31万人、2035年で68万人になるという。

 ただ、福田氏は「我々としては、こういった情報を100%鵜呑みにはしていない」という。なぜなら、この情報はあくまで「現在の制度や仕組みが続くことを想定して推計したデータ」だから。「前提となるルールや生産性などが変われば、人材需要ギャップも大きく変動する」(福田氏)と指摘した。

 高齢者の増加によって成長産業に見られがちな介護領域だが、行政による社会保障費の抑制や人材不足など、さまざまな課題を抱えている。そのため、「かなり頑張らないと、企業の売り上げは基本的に落ちていく」と福田氏は警鐘を鳴らす。さらに、地域による状況格差や競争の激化なども例に挙げ、「さまざまな変化やデータをどこまで見極められるか。この領域でビジネスやマネタイズを成功させるためには、それが重要な視点となる」(福田氏)と補足した。

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