慈恵医大、AIを取り入れた救急搬送を実証へ(page 3)

医療アプリ「Join」と組み合わせ、2017年春にも開始

2016/09/26 04:00
大下 淳一=日経デジタルヘルス

ウエアラブルで連続血圧計測

 Joinは既に、国内で約100施設の医療機関が導入済み。海外での利用も始まった。米国FDAや欧州CEなどの認証/登録を取得済みで、米国や欧州、南米などで使われている。

 海外での利用例の1つに挙げたのが、救急搬送時の患者の容体や搬送先をアセスメントするアプリを、Joinと組み合わせる使い方だ。このアセスメントアプリは、アプリ上で10個ほどの質問(問診)に回答することで、患者の容体や搬送先に関する判断を支援する情報を提供するもの。医師はこの情報と、Joinの医用画像などを組み合わせて判断材料とする。

 これにならう形で、髙尾氏らは「AI(人工知能)を使った同様の取り組みを、日本でも来年4月から始める」計画だ。アプリでの問診、さらには医用画像やバイタルデータを活用し、患者の容体や搬送先に関して精度の高い判断を導く。これを、独自に開発する人工知能エンジンを使って実現する狙いである。バイタルデータの取得については、血圧を連続計測できるウエアラブル端末を開発中で、これを利用する考えという。

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