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Watson活用やウエアラブル×介護、歯科VRまで(page 4)

ベンチャー4社競演、「Digital Health Meetup Vol.8」レポート

2017/07/03 11:00
近藤 寿成=スプール

【BiPSEE】VRで不安を軽減し前向きな意識を高める

 最後に登壇したのは、歯科VRプレパレーション(不安などを抑えるケア)を展開するBiPSEE 代表取締役の松村雅代氏。心療内科医でもある松村氏が医療現場で感じたのは、「患者が受診に受け身になると、不安や抑うつ、痛みが増しているのではないか」という点だ。この解決策は明快で、「不安や恐れを軽減し、患者本人の能動的な行動を後押しして成功体験につなげること」だと村松氏は指摘する。現在は、仮想現実、いわゆるVRを活用した歯科VRプレパレーションによって、その試みを小児歯科治療で進めている。

BiPSEEの松村雅代氏
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 歯科VRプレパレーションは、ヘッドマウントディスプレイに映し出される2D画面の位置を操作することで、子供の姿勢を歯科医の望む位置に誘導することが可能。映像に夢中になっている子供は不安や恐れが軽減されるだけでなく、治療が上手くできたたという「自己効力感」も生まれるため、「『次の治療も頑張る』や『虫歯にはならないぞ』という気持ちも芽生える」(村松氏)という。

 BiPSEEは、この歯科VRプレパレーションを歯科医院に提供。歯科医院にとっては、子供だけでなく家族全体の新患やリピーターの増加を狙えると語る。「VRで『癒える力』『治る力』を引き出し、高める」(村松氏)というアプローチによって、今後は予防歯科分野への導入やグローバル展開も視野に入れている。

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