時価総額トップ10がこぞって参入、米国デジタルヘルス動向(page 2)

Kicker Venturesの清峰氏が「デジタルヘルスベンチャー祭り2018」で紹介

2018/03/14 10:00
大下 淳一=日経デジタルヘルス

IT企業とベンチャーが先導者

 今回、Pre-Certパイロットプログラムへの参加が認められたのは9社。Apple社、Verily社(Google社の親会社であるAlphabet社傘下)、Fitbit社、Pear Therapeutics社などIT企業が多く含まれ、「IT企業とベンチャーがデジタルヘルス業界の先導者」(清峰氏)であることが読み取れる。

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 例えばApple社は、HealthKitなどのプラットフォーム提供や臨床研究に乗り出しており、時価総額と利用者数で世界一のヘルスケア企業だと清峰氏は話す。Verily社は医療機関と組みさまざまなプロジェクトを立ち上げており、Fitbit社も医療分野の開拓に力を入れている。Pear Therapeutics社は治療用アプリを提供する企業だ。時価総額で見ると、Apple社のほかにもMicrosoft社やAmazon.com社、Facebook社などのトップ10企業がこぞってヘルスケア・医療分野に参入している。

 このほか、製薬企業によるデジタルヘルスベンチャーへの投資、保険会社や病院システムプロバイダーをめぐる買収案件なども増えてきたという。デジタルヘルス周りで「これまで存在しなかったような業界の形が生まれている。医療とテクノロジーとビジネスが渾然一体となり、もはやデジタルヘルスはヘルスケアそのものになりつつある」(清峰氏)。

 米国のデジタルヘルス業界ではこうした地殻変動により、すべてのプレーヤーが横一線といえる状況。必要とされるソリューションもめまぐるしく変化しており、どのプレーヤーも“スーパーボウル”を目指せるとした。

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