幻に終わった、東芝「第3の柱」

“優等生”の東芝メディカルを売却へ

2015/12/22 18:45
大下 淳一=日経デジタルヘルス

 「ヘルスケアを、エネルギーとストレージに続く第3の柱に」。東芝 前社長の田中久雄氏がそう宣言したのは、2013年8月(関連記事1)。それからわずか2年余り、同社はその看板を降ろすことになった――。

東芝が2014年2月20日に開催したヘルスケア事業戦略に関する記者会見での発表資料の一部

 2015年12月21日、東芝は経営再建に向け、家電部門を中心とする1万人規模のリストラを骨子とする「新生東芝アクションプラン」を発表。この中で医療機器子会社、東芝メディカルシステムズの株式の50%以上を他社に売却する方針を表明した(関連記事2)。

 「何社かと話をしている。このディールをできるだけ早くクロージング(完了)にもっていきたい」。東芝 現社長の室町正志氏の言葉からは、東芝メディカルの売却という判断が、巨額赤字を埋め合わせるための“現実解”だったことがにじみ出ていた。

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