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「デジタルパソロジー」が日本でも始動

フィリップスの病理ホールスライド画像診断補助装置が薬事承認

2017/12/12 13:00
小谷 卓也=日経デジタルヘルス

 フィリップス・ジャパンは、病理ホールスライド画像診断補助装置「フィリップス インテリサイト パソロジー ソリューション」が2017年12月4日に薬事承認を取得したことを発表した。デジタル病理画像を用いた病理診断補助、いわゆるデジタルパソロジーに向けた機器である。

 この機器は既に2014年10月には欧州で体外診断用医療機器としてCEマークを取得、2017年4月には米国FDAが臨床診断向け医療機器として認可していた。今回の薬事承認により、日本でもいよいよ医療機器としての販売が始まる。

2017年12月5日にフィリップス・ジャパンが開催した2018年度事業戦略発表会で本件についても発表した
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 2017年9月21~23日に開催された「第16回 日本デジタルパソロジー研究会総会」では、この機器に関して「日本でも現在、医療機器認定に向けた話が進んでおり、承認される見込みと聞いている。いよいよ日本にもデジタルパソロジーが本格的に始まる時が来た」(日本デジタルパソロジー研究会 会長で国際医療福祉大学医学部病理学の森一郎氏)と、期待の声が挙がっていた(関連記事)

 今回の機器は、光学顕微鏡を通して評価していた病理画像をデジタル化することにより、病理診断関連業務の効率化に寄与するもの。病理医が求める遠隔地とのリアルタイムな連携などにより、病理診断の結果までにかかる時間の短縮などを実現する。今回の薬事承認により、従来の病理標本を光学顕微鏡により確認する手法に加え、病理標本をスキャナによりデジタル化し、サーバに保存されたデジタル病理画像をネットワークに接続されたモニター上に表示し、病理診断を行う手法が可能となる。

今回のソリューションを利用したフローのイメージ
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