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旭化成が買収した、あの米医療機器メーカーは今…

ウエアラブル除細動器と圧迫深さ検知のAEDで売上20億米ドル目指す

2016/11/28 04:00
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス
米ZOLL Medical社 最高経営責任者(CEO)兼旭化成 上席執行役員のJonathan A. Rennert氏
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 「旭化成の一員になったことは一言でいうと、良かった」——。そう話すのは、米ZOLL Medical社 最高経営責任者(CEO)兼旭化成 上席執行役員のJonathan A. Rennert氏。救命処置技術を提供する同社は2012年4月に旭化成に買収された(関連記事12)。その後、ZOLL Medical社の事業状況はどうなっているのか。2016年11月18日に開催された事業経営説明会でRennert氏が説明した。

 現在の主要事業は(1)ライフベスト事業、(2)心肺蘇生関連事業、(3)体温管理システム事業、(4)データ事業、の4つ。データ事業以外の3つの事業は日本で展開しており、「医療機器の市場が世界で2番目に大きい日本はカギになると認識している」(Rennert氏)。

 日本での2016年の売り上げは約2000万米ドルを見込む。長期計画としては、2020年までに日本で8000万米ドル以上、世界で20億米ドルの売り上げ達成を目指している。そのために上記の4事業に加え、M&Aなどを通じて第5、第6の事業を数年内に確立する考えだ。現在の心肺蘇生関連分野からアキュート・クリティカルケア領域(救命救急医療)へも視野を拡大する考えを明らかにした。

 ZOLL Medical社が注力する領域である心停止は、心臓が停止して血液を送り出さない状態のことで、心臓の機能不全や不意の心肺停止によって起こる。すぐに治療しない場合、死に至る。米国では病院外で年間35万人、病院内で年間20万人が発症しており、生存率はそれぞれおよそ10%(病院外)と20%(病院内)。「最良の治療が受けられる病院内においても5人に1人しか生存できていない」(Rennert氏)現状を少しでも改善させることを同社は目指す。

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