VRで名医の手術を体験、J&J(page 3)

医療研修用のVRコンテンツを開発

2018/11/06 07:00
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

VR活用で記憶に対する学習効果が3倍に

 そこで同社は、時間や場所を選ばずに名医の手術を解説付きで研修できる今回のコンテンツ開発に乗り出したというわけだ。

 特に、カテーテルアブレーションは、開胸手術や開腹手術と違って術野が目で見えるわけではない。そのため、術者は指先でカテーテルを操作しながら、検査画像を確認したり高周波の出力を調整したりと同時並行で手術室の動き全体を把握しなくてはいけない。こうした特徴から、術野だけが見える動画よりも、「全体が見渡せるVRと相性が良かった」と岩井氏は強調する。

ジョリーグッド 代表取締役 CEOの上路健介氏
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 実は、VRを活用したコンテンツは、ビデオやeラーニングなどの教材に比べて「記憶に対する学習効果が3倍に向上する」とジョリーグッド 代表取締役 CEOの上路健介氏は話す。ヘッドマウントディスプレーを装着した状態で周囲を見回すなど能動的な姿勢が求められるため、受動的に学ぶ他のコンテンツよりも記憶に残りやすいと見られる。

 今後は、手術器具が多いとされる整形外科分野についても研修用のVRコンテンツを作成することを検討している。リアルタイムの手術映像をVRで共有できるようにし、今行われている手術を遠隔地から見学できるようなコンテンツ開発も視野に入れているという。

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