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スコットランドのデジタルヘルスがすごい!

遠隔医療に注力、欧州を代表するイノベーション拠点に

2016/11/02 04:00
大下 淳一=日経デジタルヘルス

 英国北部に位置するスコットランド。人口、面積ともに北海道ほどの規模のこの地域が今、欧州のデジタルヘルス産業を牽引する存在に育ちつつある。

NHS 24医療担当 Digital Health and Care Institute会長のGeorge Crooks氏
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 近年、行政府が中心となり、大学や研究機関、企業、自治体と連携してデジタルヘルス産業を振興。遠隔医療・介護やビッグデータ解析、センサーやイメージングなどの分野で、有力な研究機関や企業が生まれている。もともと生命科学やインフォマティクスなどの分野で有力な大学や研究機関を育んできた地域だが、最近ではデジタルヘルス分野において、欧州全体のイノベーションセンター、実証プロジェクトのテストベッドとしての役割を担い始めた。

 特に力を入れているのが、遠隔医療・介護だ。「NHS 24」と呼ぶ公的機関を通じ、スコットランド全域に遠隔医療・介護サービスを提供できる体制を整備。NHS 24の一部としてThe Scottish Centre for Telehealth and Telecare(SCTT)と呼ぶ組織も設け、遠隔医療・介護にかかわる各種プロジェクトを支援している。スコットランドでは既に8万人を超える患者が、行政府の支援を受けた遠隔医療・介護の開発プロジェクトに参加しているという。

 そしてNHS 24とエディンバラ大学、グラスゴー美術大学の3者が、デジタルヘルス分野のオープンイノベーション拠点として2013年に立ち上げたのが「Digital Health and Care Institute(DHI)」である。スコットランドに8つあるイノベーションセンターの1つで、医療と産業界、アカデミアの連携を支援。医療が直面する課題を克服するイノベーションを生み出すことを目的としている。

 人口530万人のスコットランドでは、7000人以上がデジタルヘルス関連企業に勤務。毎年の大学新卒者7万人のうち、デジタルヘルスを専門に学んだ学生は1万7000人にものぼるという。

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