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健康教育に乗りだすベネッセ

「継続性」に通信教育の知見生かす

2016/10/04 12:00
赤坂 麻実=日経デジタルヘルス

 「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」といった通信教育事業で知られるベネッセホールディングスが、弘前大学COI研究推進機構と連携し、健康教育に乗り出す。同社 経営戦略本部 事業開発部長の西村俊彦氏が「ヘルシーエイジング・イノベーションフォーラム」(弘前大学・青森県・弘前市が2016年9月23日に開催)に登壇、今秋からの実証研究について語った。

ベネッセホールディングスの西村氏
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 西村氏は「一般に、健康づくりの取り組みを一人ひとりが継続していくのは難しいこととされている。この継続性の部分に当社が通信教育で培った知見を生かしたい」と、健康教育分野への参入意図を話す。同社の国内教育事業は約60年の実績があり、自ら目標を立てて学び続ける「自学自習」の力を育てる方針を取ってきた。保護者を巻き込むなど、人と人との関わりを醸成して継続しやすくするといったノウハウも蓄積してきたという。

 同社は2016年秋から青森県黒石市の学校に、健康教育プログラムを提供する。弘前大学COIでは、すでに2015年から小学校での健康授業を始めており、それによって見つかった課題なども織り込んだものになるという。課題とは、教師の準備に手間や時間がかかること、家庭をあまり巻き込めていないことなどだ。

 今回の実証研究では、ベネッセが健康授業や家庭向けコンテンツなどを含めてプログラムを組み立て、提供する予定だ。講演で示した「授業展開案」では、子供たちが自分と家族の身長、体重、BMI、生活習慣などを調べる、血圧を実際に測ってみる、自分で課題だと思う生活習慣を選んで目標を設定する、30年後の自分に向けた健康メッセージを作るなど、座学にとどまらない内容を用意している。

 「メタボくん」と呼ぶキャラクターなども用意し、子供の好奇心を刺激する予定。また、宿題や動画、診断ゲーム、課題シートなど、家庭向けコンテンツを充実させて家族を巻き込んでいく考えだ。西村氏は「子供が媒介になって、学校と家庭をつなぐ仕組みを作り、健康教育を自学自習型で継続しやすいものにしていきたい」と意気込みを述べた。

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