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コニカミノルタ、個別化医療の新会社を始動

「我々は、先頭集団の一番前にいる」

2018/10/01 11:00
大下 淳一=日経デジタルヘルス

 「プレシジョン・メディシンは、企業価値向上に向けた最優先の事業。創薬などの分野に深く突き刺さるビジネスを展開したい」(コニカミノルタ 代表執行役社長兼CEOの山名昌衛氏)――。

 コニカミノルタは、プレシジョン・メディシン(個別化医療)を支援するサービスを日本で展開する新会社「コニカミノルタプレシジョンメディシンジャパン」を設立し、2018年10月1日に事業を開始する。国内の製薬企業やアカデミア、医療機関に向けてサービス提供を始める。

コニカミノルタ 代表執行役社長兼CEOの山名昌衛氏
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 プレシジョン・メディシンは、個人の体質を遺伝子やたんぱく質など分子レベルで層別化することで、早期診断や適切な治療、予防などにつなげる医療のこと。コニカミノルタはこの分野を次の成長エンジンとする考えで、「HSTT」(High Sensitive Tissue Testing)と呼ぶ独自のたんぱく質分子標識・解析技術や画像処理技術の活用を目指している。2017年7月には遺伝子診断技術を持つ米Ambry Genetics社、同年9月には創薬支援企業の米Invicro社の買収を立て続けに発表した(関連記事1同2)。

 「アマゾン(Amazon.com)などの登場で、消費者は購買行動という、より細かいセグメンテーションで層別化されるようになった。医療でも似たようなことが起こっている。テクノロジーを活用し、患者を分子レベルで層別化する。我々はその取り組みで、先頭集団の一番前にいると考えている」。2018年9月26日の報道機関向け説明会で、コニカミノルタ 専務執行役 ヘルスケア事業本部長の藤井清孝氏はこう胸を張った。

 コニカミノルタは、自社とAmbry Genetics社、Invicro社の技術を融合。遺伝子やたんぱく質、臓器の形態や機能の分子レベルの解析技術やインフォマティクスなどを、製薬企業や医療機関向けに提供していく。

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