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遠隔地にいながら調節可能な“IoT補聴器”

GNヒアリングが発売、「Microsoft Azure」を活用

2018/09/27 11:30
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

 GNヒアリングジャパンは、専用アプリを使って遠隔地にいながら再調整を行うことができる補聴器「ReSound LiNX Quattro(リサウンド・リンクス クアトロ)」を2018年10月9日に発売する。Microsoft社のクラウドサービス「Microsoft Azure」を活用し、クラウドを介して利用者が遠隔地からサポートを受けられる仕組みを実現した。2018年度に2万台の販売を目指すという。

「ReSound LiNX Quattro(リサウンド・リンクス クアトロ)」
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 補聴器の設定は、一度ではうまくいかない場合もある。シチュエーションによって、女性や子供の声が聞き取りにくかったり、雑音が気になったりするからだ。しかし、補聴器の調整をしてもらうためには、医療機関や補聴器店に足を運ばなければならず、利用者にとっては手間になっていた。

アプリ画面。質問に答えると、遠隔サポートが受けられる
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 そこで、GNヒアリングジャパンは、利用者が専用アプリ「リサウンド・スマート3Dアプリ」上でいくつかの質問に答えれば、補聴器専門家が音量などの再調整を行い、新しい設定をデータ化する仕組みを整えた。利用者は、送られてきた新しい設定をインストールすれば、補聴器を再調整することができるというわけだ。

 同社によると、補聴器を装用している人に対して満足度調査を行ったところ、英国やフランス、ドイツなどが70%を超えているのに対し、日本は40%に満たないことが明らかになったという。補聴器は大手6社のシェアが世界市場の9割を占めているため、同じ補聴器を使っているにも関わらず満足度に差が生じていることになる。

 この理由を、「こまめに補聴器の調整ができていないため」とGNヒアリングジャパン マーケティング部 部長の池田慶弘氏は指摘する。そこで、クラウドを活用して手軽に補聴器を調整できるようにした。

全14色のカラーバリエーションを用意
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 幅広い世代に補聴器を使ってもらえるよう、全14色のカラーバリエーションを用意した。軽度難聴者にも手に取ってもらうことを狙っており、「50~60代の人にも使ってほしい」と池田氏は語る。

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