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創薬研究を「HoloLens」で支援、マイクロソフト

エムティーアイなどが実証開始、たんぱく質構造を共有

2018/09/13 09:30
日経メディカル編集部

 日本マイクロソフトは2018年9月4日に開催した記者説明会で、同年10月1日付けで「デジタルヘルス推進室」を設置すると発表。今後、ヘルスケア分野でさまざまなパートナー企業と連携し、ソリューション開発を進める考えを示した(関連記事)。その一つが、同社の複合現実(MR)用端末「Microsoft HoloLens」を用いた創薬研究支援の取り組みだ。

HoloLensを装着すると、目の前にたんぱく質の3次元モデルの画像が広がる
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視野内にこうした3次元モデルが表示される
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 今回、ナレッジコミュニケーションとエムティーアイ、スタジオミダスが共同で開始した創薬研究者間の情報共有の実証実験に、HoloLensを提供した。これまでの創薬研究では、たんぱく質などの複雑な解析結果を研究者間で伝え合うのに多くの労力を要してきたが、その負担軽減を目指す実験である。

 構築する仕組みは、遠隔地の研究者間のコミュニケーションを円滑にするもので、具体的には次のようなものだ。まず、一方の研究者がHoloLensを装着すると、たんぱく質の3次元シミュレーションモデルが視野内に表示される。この3次元モデルは説明者の操作で簡単に拡大したり回転させたりできるため、遠隔地で同じくHoloLensを装着した研究者がそのモデルを直感的に理解できる。

 モデルを眺める際の視線を両者で共有したり、表示したモデルに3次元的にコメントを加えたりすることもできることから、説明者は自らの意図を正確かつ素早く伝達可能だ。

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