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日本マイクロソフトが「デジタルヘルス推進室」始動(page 2)

AIやIoTのヘルスケア応用、業界横断で後押し

2018/09/05 10:30
大下 淳一=日経デジタルヘルス

3つの軸でヘルスケアクラウドを展開

 ヘルスケア向けクラウド事業は今後、「セキュア クラウド」「ワークスタイル イノベーション」「アドバンスト テクノロジ」という3つの軸で展開していく。

日本マイクロソフト 執行役員 常務 パブリックセクター事業本部長の佐藤知成氏は「人が生まれてから亡くなるまでの一生に寄り添うソリューションを提供していく」と話した
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 セキュア クラウドでは、医療・医薬品業界の各種の規制や法律に対応したクラウド基盤を提供する。「我々のクラウドは国内外で、ヘルスケアや政府関連の上位のコンプライアンス認定を取得している。こうした規模で認定を取得できているのは、業界でもマイクロソフトのクラウドだけだ」(大山氏)。日本では3省4ガイドラインやCSV(コンピュータ化システムバリデーション)ガイドライン、NISC(内閣サイバーセキュリティセンター)統一基準などに準拠済み。3省4ガイドラインの後継となる3省3ガイドラインにも近く対応するとした。

 ワークスタイル イノベーションでは、医療者の働き方改革をクラウドで支援する。リモートワークを可能にしたり、部門/職種間コミュニケーションや診療外業務を効率化したりする。

 アドバンスト テクノロジでは、AIやIoT、MR(複合現実)などの技術を、臨床や病院運営に活用できるよう支援する。例えば「InnerEye」と呼ぶ研究プロジェクトでは、MRIやX線CT装置で撮影した2次元画像からAIが3次元CG(コンピュータグラフィックス)を生成したり、腫瘍の良悪性をAIが判定したりする技術を開発。同プロジェクトの研究成果を生かし、糖尿病網膜症の早期診断にAIを活用した例では、FDA(米国食品医薬品局)の認可を取得済みだ。MR端末「Microsoft HoloLens」を解剖学や手術シミュレーションに応用する試みも始まっている。

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