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患者と治験のマッチング、リーズンホワイ

シミックヘルスケアとの業務連携でサービス提供

2018/08/24 11:00
増田 克善=日経デジタルヘルス

 デジタルヘルスベンチャーのリーズンホワイは2018年8月24日、CRO(受託臨床試験機関)であるシミックグループのシミックヘルスケアと業務連携することを発表した。リーズンホワイのネット型セカンドオピニオンサービス「Findme」を通じて治験情報を対象患者に提供し、被験者リクルート業務を行うシミックヘルスケアへの橋渡しを行う。同年11月をめどにサービスを開始する(関連記事)

Findmeを通じた治験参加のイメージ
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 国内の治験情報は一部の情報サイトなどで公開されているが、実施医療機関が公開されていない治験も多く、患者はすべての治験情報にアクセスできない環境にある。また、治験に参加できるかどうかは、治験の選択や除外基準を満たしていることを確認した上で判断されるため、条件確認を含むコーディネートが必要になる。「結局、患者の多くが治験参加への機会を失っているのが実状」(リーズンホワイ代表取締役の塩飽哲生氏)という。

 こうした課題に対し、シミックヘルスケアが運営するポータルサイトおよびコールセンター機能と、Findmeを融合することにより、患者が治験情報にアクセスしやすい環境を作り、治験への参加を推進していく。

リーズンホワイ 代表取締役の塩飽哲生氏
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 具体的な流れは、まず患者は自身の治療経過など診療情報をFindmeにアップロードし、セカンドオピニオンを申し込む。Findme登録患者の診療情報を基に、患者の疾患に対応する治験が存在する場合、治験に関する案内を行う。治験に参加できる可能性があり、参加登録を希望する患者がシミックヘルスケアのコールセンターにアクセスすると治験実施施設、担当医師を紹介し、参加登録につなげる。

 治験に該当する疾患でない患者、もしくは治験を希望しない患者に対しても、Findmeのサービスとして専門医がセカンドオピニオンレポートを記載することで、現在の治療方針に関する意見を提供する。

 新たな治験アクセスサービスの提供に対して塩飽氏は、「一人でも多くの患者に、適切なタイミングで治験参加できるチャンスを提供していきたい」としている。

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