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オムロンが腕時計型血圧計を披露、常時測定が可能

2018年度中に米国での発売目指す

2018/06/13 09:00
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

 オムロンは、2018年6月8日に開催した2018年度の事業戦略説明会の場で、腕時計型の血圧計を披露した。身に着けていれば常時血圧を測定できるのが特徴だ。血圧の他に、睡眠や活動量を計測できる機能も搭載している。2018年度中にFDA(米食品医薬品局)の認可を取得し、米国で発売することを目指している。

腕時計型の血圧計装着イメージ
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 開発中の心電計付き血圧計も披露した。1台で血圧と心電図を測定できる。血圧計本体の両端に電極を搭載しており、両手の指先で触れると、心電図を記録できる仕組みである。

心電図を測定している様子
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脳・心血管疾患の発症を防ぐ”ゼロイベント”を実現するためのアプローチ
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 腕時計型血圧計では常時血圧を測定できるため、これまで測定が難しかった運動中や睡眠中にも血圧を測定できるようになる。一方、心電計付き血圧計を使えば、心電図の取得がより身近になる。これらの機器によって日常的な個人の健康状態の変動を可視化できるようにすることで、脳卒中や心臓発作、心筋梗塞など脳・心血管疾患の予兆検出につなげたいとしている。

 同社 代表取締役社長 CEOの山田義仁氏は今回、血圧計などで測定したバイタルデータの蓄積や解析に関しても、「積極的に投資を行う」(同氏)考えを示した。その一環として、2018年2月には、遺伝子データベースプラットフォームを持つジェネシスヘルスケアと資本提携した。生体情報や遺伝情報、生活情報などを総合的に分析することで、個別化医療の実現に役立てたい考えだ。

 ヘルスケア事業全体としては、血圧計事業の他にも、喘息用吸入器のネブライザなど呼吸器疾患領域、低周波治療器などのペインマネジメント領域を強化していくと語った。

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