あなたは今この瞬間、災害が起きたら、どこに避難するだろうか。自宅や会社の近くばかりでなく、出張や観光の道中など、我々はいつでも天災に遭遇する可能性がある。そんな時、財布の中の1枚のカードがあなたの強い味方になってくれるかもしれない——。

危機災害情報ARカード
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 国連社とサイバネットシステム、エルバホールディングスは2016年5月12日、拡張現実(AR)を活用し、馴染みのない地域でもその土地の災害情報を簡単に入手できるようにしたシステムを発表した。その名も「危機災害情報ARカード」。2016年冬に提供を開始する。

 同システムは、専用のARアプリをインストールし、危機災害情報ARカードの表面をスキャンしたスマートフォンを周囲にかざすことによって、自分がいる地域の災害情報や避難場所情報を簡単に入手できる。現在は台風の情報を提供でき、号数や中心気圧、最大風速、到着予想日時などの情報に加え、カメラを起動してスマホ画面に映したパノラマ映像に、台風の進行方向や避難場所情報を重畳させて表示できる。今後は台風だけでなく地震などの天災にも対応した機能を付加していくという。

台風の災害情報イメージ
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ARアプリ利用イメージ
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 カードの裏面をスキャンすると、店舗情報などの、地域の生活情報を入手できる。47都道府県のそれぞれで今回のシステムに賛同する企業を集い、地域ごとの特色ある情報提供ツールに育てたい考えだ。