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これが「ソニーの介護」第2幕(page 2)

“ソニーらしさ”や“浦和を選んだワケ”に迫る

2017/04/26 05:00
小口 正貴=スプール

なぜ「浦和」だったのか?

 地上5階建ての瀟洒なホームは、浦和駅東口から徒歩7分と好立地にある。居室数は66室で大小7種類を用意した。原則として入居時に満65歳以上で、要支援・要介護の高齢者が対象だ。居室タイプは1人入居の18平米が54室と最多で、このタイプの月額利用料(前払いなしの場合)は要介護3で38万5720円。決して安くはないが、実はここにこそ、浦和に開所した理由があるのだと出井氏は解説する。

最も多いAタイプの居室(4階)。窓から浦和駅東口の浦和PARCOが見える
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 「浦和駅前には7000万~8000万円のマンションが建設されているにもかかわらず、最適な価格帯の老人ホームがない。例えば東京都杉並区では1000万円以上の入居金を求めるアッパーミドルクラスの有料老人ホームが数多くあるが、浦和には1棟しか存在しない。

 これは“浦和は介護銀座”との事業者の思い込みによるもので、過当競争地域を勝ち抜くために低価格のホームが乱立されてきた結果だ。“鎌倉文士に浦和画家”の言葉があるように、古くから文化にあふれた文教都市だというのに高齢者住宅の観点からすると物足りないエリアだと感じていた。

 そこで我々はLife Focusのコンセプトとともに、新しいサービスをこの地で提供したいとの思いから浦和を選定した。介護業界は慢性的な人材不足で、ホームが完成しても開業できないなどの例もあるが、ソナーレシリーズではコンセプトに共鳴してもらった結果、募集定員に対して3.5倍以上の応募がある。早い段階で浦和の地に溶け込みたいと考えている」(出井氏)。

Aタイプにある洗面所。高さを自動で調整できるため、車椅子生活になっても不便はないという
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室内トイレのドアは斜めに設置。45度にすることで、2人介助になったときでも両方から介助ができる仕組み
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