2つのフェーズで進める

 具体的な研究開発は、「AIによる介護計画書作成・更新」と「AIでQOLの向上」という2フェーズで進める。

 第1フェーズでは、介護サービス利用者のバイタルデータや実施サービス内容、申し送り事項に記載された内容などの入力データをAIで分析。「実施サービス項目のスコア付けなどによる機械学習で、適切なサービス内容を提示する」(中野氏)。これらを介護計画書の作成・更新に反映できるようにし、作成者の負担軽減を目指す。

AIを活用して介護計画書の作成・更新を支援(図:会見配布資料)
[画像のクリックで拡大表示]

 第2フェーズでは、介護記録やモニタリング情報に加え、天候データや利用者の服装などの生活環境データも合わせて分析できるようにする。「AIによる分析で利用者のQOLの向上、すなわち自立度の改善、活性化や予防介護に生かしていく」(和田森氏)考えだ。

AIによる自立度の改善や活性化、予防介護を目指す(図:会見配布資料)
[画像のクリックで拡大表示]

 和田森氏は、「我々のビジネスは地域包括ケアシステムを担う事業者とともにある」として、将来的にAIによる介護の各種分析データをAPIで提供していくと述べた。