これが国がんの次世代手術ロボ開発拠点だ

東病院「次世代外科・内視鏡治療開発センター」が5月稼働

2017/04/18 18:30
大下 淳一=日経デジタルヘルス

 国立がん研究センターは2017年4月11日、同センター東病院(千葉県柏市)内に同年5月8日に開設する「次世代外科・内視鏡治療開発センター(NEXT)」の竣工記念式典を開催し、同センターの内部を関係者や報道陣に公開した。

 同センターは、東病院の既存棟の外科・内視鏡治療の機能を移行し拡張するとともに、手術支援ロボットなどの次世代医療機器の開発拠点と位置付ける新棟。地上5階建てで総延床面積は約1万m2、3階と4階で現行の本館棟とつながっている。

次世代外科・内視鏡治療開発センター(NEXT)の外観。3階と4階で本館棟と接続
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 1階に内視鏡検査・治療を担う計16室の内視鏡センター、3階に集中治療室(ICU)と中央材料室、4階に計12室の手術室を設置(5階は機械室)。特に注目できるのは2階だ。病理診断科を置くとともに、医療機器イノベーションの創出と早期臨床応用を目指す開発拠点「NEXT医療機器開発センター」を設けた。

 国がん東病院はかねて、医師と医療機器メーカー、ものづくり企業の交流イベント「C-square EXPO」を千葉県と共催するなど、医工連携を通じた医療機器イノベーション創出に力を入れてきた(関連記事1同2)。NEXT医療機器開発センターは、こうしたイノベーション創出の機能を自院内に取り込むことを狙うもの。機器開発用の模擬手術室のほか、千葉大学などパートナー機関との共同研究室、腹腔鏡手術支援ロボットを手掛ける国がん発ベンチャー「A-Traction」の開発施設などが入居する(関連記事3)。

 「臨床現場発の医療機器イノベーション」――。その拠点となるNEXT医療機器開発センターを、以降では写真で見ていこう。公開時点では多くの設備がまだ搬入されておらず、5月8日の開設までに搬入予定だ。

模擬手術室の内部とは…

次世代外科・内視鏡治療開発センター(NEXT)の2階に「NEXT医療機器開発センター」
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開発した手術機器の臨床応用に向けた検証などに使う模擬手術室
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国立がん研究センター東病院 大腸外科長 手術機器開発分野長の伊藤雅昭氏。同氏がNEXT医療機器開発センターでの開発を指揮する
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国がん発ベンチャーが入居

NEXT医療機器開発センターの事務局
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腹腔鏡手術支援ロボットを手掛ける国がん発ベンチャー「A-Traction」が入居する部屋
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NEXT医療機器開発センターと同じ2階に入る「病理診断科」の一室
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