「医用画像診断にAIを本格展開」、シーメンス(page 2)

事業戦略の柱に位置付け、プレシジョン・メディシンにも活用

2018/04/09 16:30
大下 淳一=日経デジタルヘルス

患者の特性を捉え撮影条件に反映

 個別重点テーマのうち、プレシジョン・メディシンの拡充では、患者それぞれの状態に応じて、画像診断の撮影条件を自動最適化する取り組みなどを進める。例えば、X線CT装置に今後搭載するカメラ技術「FAST 3D Camera」では、AIを搭載した3Dカメラで被検者を認識し、体型や撮影部位に応じて最適な条件で撮影できるよう寝台の高さを自動調節する機能を取り入れる。

 このほか、2017年11月に国内発売したMRI「MAGNETOM Vida」にはBioMatrix Technologyと呼ぶ技術を導入した(関連記事)。被検者の呼吸状態や体型などに応じて撮影条件を自動最適化し、被検者の生理学的・身体的特性による撮影ばらつきを抑える。

 医療サービス提供の変革は「医療の均てん化を実現しつつ、質を下げない」(森氏)ことを目的に、医療サービスの提供形態を変えていく取り組み。日本の医療機関向けに展開している事例として、MRI撮影の遠隔アシストや遠隔画像診断、血液ガス機器の集中管理、ラボラトリーオートメーションなどを紹介した。

 患者満足度の向上では、X線CTやMRIを撮影する際の患者の心理的負担を軽減したり、患者が自らの医療情報にアクセスできたりするソリューションを提供していく。

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