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ロボットは病院で活躍できるか、聖マリアンナ医科大病院の試み

実証実験で課題を明らかにして進化を促す

2019/01/10 07:00
河合 基伸=日経 xTECH/日経デジタルヘルス

 聖マリアンナ医科大学病院とNECネッツエスアイは、医療従事者の搬送業務における負担軽減や業務効率化を目的に、デリバリーロボット「Relay(リレイ)」による検体・薬剤搬送の実証実験に取り組んでいる(関連記事)。ロボット活用による働き方改革を促進し、入院患者などの病院利用者へのサービス向上を目指す。

病院内で検体や薬剤の搬送を担う
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 聖マリアンナ医科大学病院では、病院内で薬剤などを搬送する業務が1日に数百件に上るという。そのため搬送業務を専門とする職員が、日中は13人ほど、夜間は2人ほど従事している。特に人数が減って人手が足りなくなる夜間には、看護師が搬送業務を担うこともあり、業務の効率化が課題になっていた。

 病院のリニューアルを計画する聖マリアンナ医科大学病院は、その取り組みの中で医療現場におけるロボットの活用を検討している。今回の実証実験で用いたリレイは、米サヴィオーク(Savioke)が開発した自律走行型デリバリーロボットである。ホテルへの導入実績が豊富で、北米では100台以上が稼働しているという。宿泊客から依頼のあったアメニティーを届ける役割などを担っており、日本のホテルへの導入も始まった。

報道陣に実証実験の様子を公開した。左からNECネッツエスアイの執行役員の石川靖志氏、聖マリアンナ医科大学病院の院長の北川博昭氏、神奈川県産業労働局の課長の山崎博氏
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 リレイは高さが92cmで、重さは40kgあり、1秒間に0.7mの速度でゆっくりと走行する。障害物を回避するためのセンサーとして3DカメラとLIDAR、ソナーを備える。一度に運べる荷物は4.5kgである。実証実験では、検体や薬剤、抗がん剤の搬送を実施した。いずれも廊下やエレベーターを経由して運搬するほか、本館と別館の間の連絡通路を通る場合もある。

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