中国の太陽光パネル大手であるトリナ・ソーラーは3月22日、本社のある中国・江蘇省常州市において、設立20周年記念イベントを開催した(図1)。

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図1●設立20周年記念イベントを開催
創業者の高 紀凡会長 兼 CEOによるこれまでの歴史の紹介(上)や、20年間の歩みの展示(左下)、挨拶する高会長(右下)(出所:日経BP)

 20年間に販売した太陽光パネルの累計出力は約32GWに達し、世界トップとしている。製品を展開している国・地域は100以上に及ぶという。

 同社の高 紀凡(Jifan Gao)会長 兼 CEO(最高経営責任者)は、今後も太陽光パネルの製造・販売を軸に据えつつも、川下分野の事業をより強化し、システム販売やマイクログリッドの全体制御といった分野にも乗り出す方針を明らかにした。

 背景には、太陽光パネルの事業や技術が成熟期に入っていることがある。高会長は、太陽光パネルの価格低下に継続的に取り組むものの、コスト削減余地に限りがあるとみている。そこで今後は、高効率化や、信頼性の向上、長寿命化などをより追求することで、太陽光発電の事業性を高めることに寄与したいとしている。

 さらに、太陽光パネル単体だけでなく、地上設置型や水上型の太陽光発電所に必要なシステムを一括で提供したり、蓄電池と太陽光の最適な制御、マイクログリッド単位で電力網全体の発電・蓄電・需要を最適化できる統合的なシステムなど、太陽光パネルから派生する幅広い分野で、収益を確保していきたい意向をもつ。